コミュニケーションに必要なたったひとつのスキル「認める」人間の本能から理由解説!

ツヤコさん、コミュニケーションスキルを高める方法って
たくさんあってどれから学べばいいか困ってます・・・

そうよね!
今回はそんなお悩みを解決するたったひとつの方法をお話ししていくわ!

えっ1?たったひとつ??
今までたくさんの講座渡り歩いてきたのに・・・

私たち人間は、

何か伝えたい思いがある時、一生懸命自分の気持ちを表現します。

・ 子供に宿題をしてほしいかったら、「宿題やりなさい」と精一杯伝えます。
・ 好きな人に付き合って欲しかったら一生懸命「好きです!」と伝えます。
・ 売りたい商品があったら、その商品の魅力を永遠と伝えます。

しかしその伝え方だと、
どんなに熱い思いを伝えてもあなたの思いは相手には伝わっていません。

それはなぜか・・・。

まだ相手があなたの話を「聞く姿勢」になっていないからです。

相手がしっかりと聞く姿勢になって初めて、あなたの話にしっかりと耳を傾けてくれるでしょう。

それでは、どのようにしたら相手は「聞く姿勢」へと変化してくれるのでしょうか。

これからお伝えすることは、コミュニケーションのカナメです。

とても大切で重要なポイントですのでぜひ、例文と共に考えてみてくださいね。

コミュニケーションに重要な「認める」スキルとは?

上記のように、伝えたい思いがある時以外にもコミュニケーションでつまづく事があります。

・ お友達と喧嘩しちゃった・・・
・ 相手と意見が違って、困った・・・
・ なんでか知らないけど相手が不機嫌・・・
・ 怒りっぽい人
・ 愚痴っぽい人
・ ホラフキさん
・ 八方美人さん

このような方との出会いや経験を、誰もが一度は経験された事があると思います。

しかし、コミュニケーションに必要なスキルをたった一つ意識することで人間関係は向上します

そして、あなたが会話の主導権を握ることもできます。

そのポイントはすごく単純・・・

相手を認めることです。

このポイントは、コミュニケーションの基礎であり、です。

しかし、すごく単純な事だけど、これが上手にできる人はほとんどいらっしゃいません。

その理由は人間の心理にあります。

なぜかをご説明しますね。

コミュニケーションスキル「認める」人間が一番興味のあるものは自分自身

人間が一番、興味のあることって何か考えたことありますか?

それは自分のことです。

人は誰しも、自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物なのです。みんなで撮った写真の中で一番真っ先に目に留まるのは、自分の顔じゃないでしょうか?自分の服装はとても気にするけど、同じほど他人の服装を考えるでしょうか?自分の順位は気にしても、他人の順位まで覚えているでしょうか?意識を人間が持っている以上、自分への興味から離れられることはできないのです。

「人間は、誰もが自分自身という存在を一番大切に捉えている」

これは人間の本能です

コミュニケーションスキル「認める」重要性を深く理解する:人間が必ず持つ「認めてほしい」欲求

そして、さらにそんな自分自身を誰しも

「認めてほしい」

「自分のことをわかってほしい」

と言う心理が根底に必ず存在しています。

いわゆる「承認欲求」に基づく心理ね!

コミュニケーションスキル「認める」重要性を深く理解する:心理的で本能的なフロー解説

ここで面白いのが、

自分も「認めてほしい」ニーズがあり相手も「認めてほしい」ニーズがあるということです。

お互いがスムーズに認め合えればいいのですが、先ほどのお話のように「人間誰もが自分自身という存在を一番大事にしている」わけですから、自分自身の「認めてほしい」がどうしても優先的になってしまいます。

そうなるとお互いが「自分を認めてほしい」意識が働いて、戦い始めてしまい、話が一向に進まないのです。

それであれば、一旦相手に譲りましょう。主役を一旦譲るんです。

まずは、こちらから相手を「認める」体制を示してあげるんです。相手の欲求が通ればやっと、こちらの欲求も聞いてくれます。

人間は自分を認めてくれる人を、「認める」ようにできています。

自分のことをわかってほしいし、わかってくれる人に心を開いてくれます。

相手の一番興味のある「自分自身」をまず主役にしてあげれば、自然とあいての心は開き、 わかってくれるあなたの意見を聞こうとします。

自分の欲求を一旦抑えることによって、全てがうまく流れていきます。

その一歩を自分から踏み出すことによって、お互いが肯定し合える「相互全肯定」の土台を作った上で、本題に入るように心がけてみてほしいと思います。

ここまでのポイント!

  • 人間は自分に一番興味がある。
  • 人間は「認めてほしい欲求」が根底にある。
  • 人間は自分を認めてくれた相手だけに、心を開く。
  • 自ら先に相手を「認める」行動を行うことによって、主導権さえ握る事ができる。

例題から「認める」コミュニケーションスキルを高める!

簡単なように見えて、なかなか難しい「認める」という行為。
実は、根底にある「認めてほしい」という感情はとても繊細デリケートです。
どのような状態であれば相手は「認めた」と感じてくれるのか、例題を含めながらお伝えします。

レジでの横入りの心の流れ

もし、レジで並んでいるとき横入りされたらあなたはどんな気持ちになりますか?

よく、罵声を浴びせるおじさんや、剣幕な顔つきになるおねいさま、そんな場面に遭遇したことあるかもしれませんね。

心理的なフローを考えてみましょう。
・横入りされた時点で、「自分という存在を否定された」と認識します。
・人間は認めてもらいたい欲求が根底にあるわけですから、意にそぐわない結果です。
・すると、怒りや、憎しみ、悲しみ、などの感情が現れ、行動や言動や表情にアウトプットされてくるわけです。

日常のこんな些細なことでも、「認められていない」という認知を感じただけで、心には大きな荒波が立ってしまうのです。

「認められたい」という根底は、とても敏感です。
少し傷つけられそうになっただけでも、過剰に反応しやすい部分であることを理解しておきましょう!

信頼関係の元は「認める」から

お仕事でも同じです。
営業の方や接客業の方、マーティングの手法なども、まずはお互いの信頼性の構築から大事にしていきます。
では、その信頼関係を築いていくにはどうしたらいいでしょう。
こちらの主張より、お客さまを認めてあげる事ですよね。

商品の素晴らしさを永遠と喋ってみたり、自己紹介のメルマガを何通も送ったりしても、お客様への肯定が抜けていたらまず、聞く耳すら持ってもらえないんです。

売り場での接客は、「何かお探しですか」の前に、
まず「あなたがここにきてくれて嬉しい、ありがとうございます。ゆっくりご覧になってください、十分におもてなししますよ」というスタンスでお客さまの存在自体に対しての肯定が大切です。

相手を認めることは、心の名刺交換だと思ってください。
まず初めに行わなければいけない大切なステップです。
こちらがお相手を認める名刺を差し出したら、相手も自分を認める名刺を差し出してくれます。
営業に入るのは、そこからです。

よく見る刑事ドラマから学ぶ「承認」

ドラマでよく見る「取り調べ」なんかも、同じですよね。
犯人に対し、新米の刑事さんは「お前がやったんだろ!」と全否定で罵ります。
それでは、犯人は守備に入るに決まっています。
自分の存在をを認めてくれない相手に対し、心を開くわけがないんですよね。

そこで、ベテラン刑事があらわれて、「巧妙な手口だったな、」と犯人の人格を誉めて認めるような話術を使います。

そして〆はカツ丼です。犯人は号泣しながら「自分がやりました」と口を開くわけです。

見身近な口喧嘩の原因も!?

口喧嘩なんかもそうです。
お互いが、自分の意見を主張し合い、相手の言い分を聞こうとしていないと言う状態です。
お互いがお互いを認めず否定し合っている状態です。

受け入れるような雰囲気を表現するだけでもかなりヒートダウンさせられます。
「つまり、あなたが言っていることは〇〇で〇〇で〇〇ってことよね?」と
相手の主張を言語化して、こちらはあなたの言い分を理解していると言うスタンスを示すのです。

この受け入れの一言があるかないかで、口論の結末は変わってくると思いますよ!

本心から「認める」事ができなくても大丈夫です

ところで、本心から、相手の全てを認める必要はありません。
というか、そんなこと無理ですよね。
個性の意味がなくなってしまいます。

どんなに苦手な相手でも、認めようとする気持ちを持とうとするだけで大丈夫です。
誠意を込めた言葉や態度、一つでも気持ちを込めて伝える努力をしてみてください。

正論よりも共感

「認める」という意味合いで間違いやすいポイントもあります。

正しい話をするより、好かれる話をすることも大切です

正論や正義、自分自身の思想をどうしても人間は主張したくなります。
でも、相手が求めているものは、そんな正解ではありませんね。
自分の感情を読み取って聞いてくれる、心を開ける、そんな話し相手です。

笑わせてくれる人より一緒に笑ってくれる人

人は笑わせてくれる人より、一緒に笑ってくれる人が好きです。

自分の楽しい経験を共にしてくれる存在は大切です。

男性なんかは、特に口説きたい女性がいるとき、
面白い話をして手応えがあったら「よっしゃ〜」と感じませんか?

しかし実は、モテる男性というのは、女性の話を一緒に楽しんで聞いてくれる男性です。
「自分を認めてほしい」が勝ってしまい、相手を「認めてあげたい」気持ちを忘れないでくださいね!

相談はアドバイスより聞き手役

相談を持ちかけられた際は、ついアドバイスをしようと考えてしまいますが、
悩んでいる人は、あなたが側にいてくれるだけで十分なんです。

寄り添って、一緒に考えよう!と向き合ってくれるだけで安心するんです。
共に悩んで考えてくれる。
それだけで大きな解決に向かいます。

悩んでいるのは相手であって、相手自身で答えを導き出せなければ悩みを解決したとは言えませんよね。
聞き手は、ヒントや気付きぐらいを与えらるだけのサポート役で十分です。

「認める」ってなんか奥が深いけど、あったかいな〜

こんなコミュニケーションが増えていくといいですね!

心理学的な面から「承認」を理解する

相手を認めるということは「承認」するということになります。

「承認」には存在承認行為承認があります。

存在承認

存在承認は、人がただ存在していることを認めることを意味します。
つまり、他の人が存在していることを尊重し、受け入れることです。存在承認は、人間関係の基盤となるものであり、相手を受け入れ、尊重することで、相手との信頼関係を築くことができます。

行為承認

一方、行為承認は、他人の行動や意見を認めることを意味します。つまり、相手がとった行動や言ったことを肯定的に評価することです。行為承認は、相手に対する信頼感を強化し、より良い人間関係を築くために重要です。

ふたつの違いは?

簡単に言うと、存在承認は「あなたが存在していることを認めます」というメッセージを送ることであり、行為承認は「あなたがとった行動や言ったことを認めます」というメッセージを送ることです。

両方の承認が人間関係にとって重要であることは間違いありません。

なるほどね!ふたつあるんだ!

人間は承認パラダイスな生き物ねw

体験談「認める」ポイント

私が実践しているおすすめな「承認」は、「相手の存在自体を認める」ことです。

娘や息子に、毎日「かわいい」「かっこいい」「優しいね」「大好き」「今日も最高!」と耳にタコができるぐらい伝えています。
あなたがいてくれるだけで、最高!幸せ!という思いを毎日伝えています。

娘は、親バカや過保護だと感じてるお年頃ですが、
それでもユーモアを交えたコミュニケーションに、言われている本人たちはまんざらではない顔をしています。
ついでに、“お手伝いのお願い達成率”も上々ですw

「存在を認める」とは、コミュニケーションのマナーであることは間違いありません。
心が満たされて温かく広がってくれれば嬉しいなと思います。

周囲の方達に対しても同じですが、なかなか相手の心に土足で入り込むことはできません。
初対面で「大好き」「かわいい」は、私でも言えませんよ。
(心のソーシャルディスタンスをわきまえましょうw)

その場合は、「この人を認めたい!!」という観点から観察してみるとよく見つかります。
いわゆる行為承認の方が見つけやすいかなと思います。

「相手を認めるメガネ」を心の中で装着しましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「認める」という心理的な部分のお話をしました。

なぜ相手を「認める」必要があるのか?

  • 人間は自分に一番興味がある。
  • 人間は「認めてほしい欲求」が根底にある。
  • 人間は自分を認めてくれた相手に、心を開く。
  • 自ら先に相手を「認める」行動を行うことによって、主導権さえ握る事ができる。

相手を「認める」につながるポイント!

  • 相手の存在そのものを「認める」(心理的、肉体的な肯定が大切です)
  • 褒める(見た目などの外見の他にも、相手が選んだもの、相手の意見、相手の感想などを褒めてみる)
  • 共感する(言葉にしてもいいし、頷いたりあいずちを打ったり、相手の仕草や動作、口癖などを真似する)
  • 聞く(相手の話に興味を持ち「それでそれでと」相手に多く話してもらう)
  • 「認める」という言葉以外にも、
    「受け入れる」「好きになる」「興味を持つ」などから連想される行動もおすすめです!

もし、自分の話をこんなふうに聞いてくれる人がいたらとても満足した時間を過ごすことができますよね。
同時に、そんなふうに自分の話を聞いて認めてくれた相手に対し、自分自身も「あの人はいい人だ」と判断しちゃいます。

反対に、「相手に伝えたいのに、どうして私の話を理解してくれないんだろう」と感じられたこともあると思います。
上部だけしか聞いてくれてくれていない、反発ばかりしてくるなど、そんな心境を感じたことがあるかと思います。
その時はまさに冒頭でお話ししていた、お互いが言い分の言い合い。
「認めてほしい合戦」が発生していたのでしょう。

人は、自分のことをわかってくれる人を好きになり、心を開きます。

一歩意識を引いて物事を見渡してみると、新たな発見があります。
「認めてほしい」欲求は人間の性(サガ)ですから、上手に付き合っていきましょう。

まずはあなたから、相手を認めてあげてみてくださいね!

本日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

(それじゃあ早速・・・)
ツヤコさん!ツヤコさんいつもありがとう!!

こちらこそ、マメコちゃんありがとう。
いつも勉強熱心でステキよね!(いっぱいほめちゃおW)

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